ChatGPTがより便利に‼「Googleドライブ」「OneDrive」と連携可能に
日々にお世話になっている人も多いChatGPTですが、さらに新たな機能の追加が公開されました。それは「Googleドライブ」や「OneDrive」から直接ファイルをアップロードして、表やグラフの分析を行うことができるというものです。
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つい先日GPT-4oが発表されたばかりなのに、さらなる機能が追加されるなんてChatGPTの進化は止まりませんね。
それでは具体的にどのような進化をしていくのか公開されている情報を簡単に紹介します。
上の画像は「Googleドライブ」「OneDrive」にあるファイルをアップロードしている様子です。添付ボタンから選択できるので、よりスピーディーにデータをアップロードすることができそうです。
上の画像はファイルをアップロード後、表について自然言語で分析を行っている様子です。
「what are we spending the most on?(ChatGPT訳:私たちは何に最も多くのお金を使っているのか?)」と問いかけることで、上位何件か該当するカテゴリーに絞り込み、表を再生成してくるようです。
上の画像は、「Graph retention by cohort and write a few short bullets summarizing(ChatGPT訳:コホートごとのリテンションをグラフ化し、要約としていくつかの短い箇条書きを書いてください)」と問いかけることで、表形式のデータをグラフ化し、そのデータについての分析結果を回答している様子です。
グラフの見た目なども変更でき、そのままダウンロードすることも可能なようです。
今後の展望
これまで、特定の表を抜き出したいときは関数を作成したり、グラフにしたいときは横軸縦軸のデータを選択して見栄えを整えたりといったことを行ってきたと思いますが、今後は自然言語でそれらが実現できるようになっていきそうです。
Excelやスプレッドシートなどそれぞれのソフトの使い方を学習していた時代から、「どのような問いかけをすればよいか」といった自然言語をきちんと投げかけることができるかどうかが必要な時代になっていきそうです。
また、今回のアップデートで可能になるか定かではありませんが、いずれはChatGPT上で編集した内容がそのままExcelやスプレッドシートに反映されていくといったことも可能になっていくのではと予想しています。
あらゆるものが対話で作ることができる時代へ進んでおり、改めて人間はどんな能力を身に付けていくべきなのか考えさせられますね。
なお、本アップデートについては「ChatGPT Plus」「Team」「Enterprise」など有料サービスが主な対象となるようで、無料版で使用可能かどうかはわかりません。
おわりに
ChatGPTなど生成AIの多くはAPIを使うことで、既存のシステムと連携することも可能です。※ChatGPTのAPIの利用は有料です。専門的な知識を必要としていた作業が自然言語でのやり取りが可能になるといったこともできるかもしれません。
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