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VS Codeユーザーにおすすめ!AI統合開発環境「Cursor」の魅力とモードの使い方

2025.11.17

最近話題のAI統合開発環境「Cursor」は、VS Code(Visual Studio Code)とほぼ同じUI・操作感を持ちながら、AIとの共同開発を自然に行えるツールです。
今回は、「VS Codeユーザーが感じる使いやすさ」と「Ask・Plan・Agentモードの違い」を中心に、Cursorの魅力を紹介します。

 Cursorってどんなツール?

Cursorは、VS CodeをベースにAIアシスタント機能を統合した開発環境です。

つまり、普段のVS Codeとほとんど同じ操作感で「AIと一緒にコードを書ける」エディタです。
そのため、VS Codeユーザーならインストール直後から迷わず使えるのが大きな魅力です。

 Cursorの魅力

複数ファイルをまたいで自動編集できる

普通のエディタやAIでは難しい「関連ファイルの同時更新」を、CursorのAIがまとめて行ってくれます。 こちらの指示をもとに、AIが依存関係を理解して複数ファイルを自動修正します。

 選択範囲でもAIに指示できる

コードの一部だけ選択して右クリックすれば、その部分に対してAsk(質問)したり、Agentモードで修正を依頼したりできます。
つまり、全体を説明しなくても、選択範囲だけでAIにコンテキストを渡せるため、局所的な修正や調査がとてもスムーズです。

 

マルチエージェントに対応

 
競合を防ぎながら最大8体のAIを並列実行させることができます。
複数モデルを並列実行させることで、AIがそれぞれ異なるアプローチでコードを提案。自分の気に入ったコードを反映させることができます。
(Gitリポジトリのプロジェクトのみ利用可能)

モードの違い

CursorのAIには、主に Ask・Plan・Agent の3つのモードがあります。
どのモードで話しかけるかによって、AIの“関与レベル”が変わります。

Ask

 
特徴:コードを変更しない、質問・検索・解説向けのモード。
メリット:安全(変更リスクゼロ)。
 

Plan

 
特徴:AIが提案を出すが、ファイル編集はユーザーの承認が必要。
メリット:完全なコントロール。提案を一部変更したり、AIの確認事項に答えて、変更を細かく調整・確認できる。
 
AIと調整後、修正箇所に問題がなければ、右上ボタンで変更反映。
 

Agent

 
特徴:最も自動化度が高く、プロジェクト全体を理解して複数ファイルの編集やターミナル実行を即実施。
メリット:スピード感があり、複雑なタスクを一気に完了。
 
修正箇所が変更前・後で表示されるので、それぞれの変更箇所、ファイル単位、または全ファイルをボタンで反映。

まとめ

VS Codeを使っているエンジニアにとって、Cursorはとても取り入れやすいツールです。
操作感はそのままに、AIが開発をサポートしてくれます。

Agent・Planモードは、高速かつ正確にコードを生成・修正してくれますが、指示が曖昧だとAIが意図を誤解して不要なファイルを作成したり、期待と異なるコードを出力することもあるので、こまめにコミットして、元に戻せるようにしておくことが大切です。
モードを適切に使い分けることで、開発効率は飛躍的に向上し、開発スタイルも変わってくるので、ぜひお試しください。

弊社では、様々な課題に対してITを使って解決する方法を一緒に考えていきます。「生成AIが話題だけどどう使えば良いかわからない」「もっと効率よく業務をこなせる方法を知りたい」等ありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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