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情報セキュリティ白書2025発表:中小企業が今すぐ取り組むべき4つのポイント

2025.09.12
情報セキュリティ白書2025発表

IPA(情報処理推進機構)より「情報セキュリティ白書2025」のPDF版が先行公開されました。本記事では、中小企業が直面する現状と、今すぐ取り組むべきセキュリティ対策について整理しました。

中小企業を取り巻くセキュリティの現状

  • サイバーインシデントを経験した中小企業は23.3%
    被害の多くはデータ破壊や個人情報漏えい
  • 「情報セキュリティ専門部署あり」の企業はわずか9.3%
    約7割が組織的対応を行っていない
  • セキュリティ投資を「していない」と答えた企業は62.6%
    理由の最多は「必要性を感じていない」

こうした現状からも分かるように、中小企業もサイバー攻撃の脅威と無縁ではありません。

中小企業が取り組むべき具体的な対策

  1. 基本的なセキュリティ製品の導入
    ウイルス対策ソフト(導入率80%)、ファイアウォール(37.3%)、メールフィルタリング(16.2%)などを導入し、標的型攻撃やランサムウェアへの備えを強化する。
  2. バックアップと復元体制の強化
    ランサムウェア被害では「バックアップがあっても復元できない」ケースが多発。復元テストを定期的に実施することが重要。
  3. 組織体制と人材の整備
    情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)や、サイバーセキュリティお助け隊サービスの活用により、外部専門家との連携を進める。
  4. サプライチェーン全体での取り組み
    自社だけでなく、取引先・パートナーと連携し、セキュリティ水準を底上げすることが推奨されています。

セキュリティは「コスト」ではなく「投資」

白書でも強調されているように、セキュリティは「コスト」ではなく「事業継続のための投資」です。被害が起これば取引停止や信用失墜といった甚大な損害に直結します。小さな取り組みでも、始めることが最も大切です。

弊社のサポートについて

弊社では、中小企業向けにセキュリティ製品導入支援体制構築のサポートを行っています。IT導入補助金を活用した導入も可能です。自社の状況に合わせたセキュリティ対策をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

詳細なサポート内容やご質問がありましたら、弊社のお問い合わせページよりご連絡ください。

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記事作成者

けろし

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