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NotebookLMで情報整理革命!メモや録画を10分で要約動画に

2025.09.02

Googleが提供するNotebookLMは、情報整理や要約をAIがサポートしてくれるツールですが、以前リリースされた動画要約機能「Video Overview」が、日本語の動画にも対応しました。

これにより、メモやスライド、録画などのコンテンツから、数分で要約動画を生成できるようになりました。

NotebookLMとは?

NotebookLMは、Googleが開発しているAIノートサービスです。
特徴は次のとおりです。

  • 文書やスライド、音声、動画などをアップロードし、AIが要約やQ&Aに対応してくれる

  • 知識の整理・検索・要約を一つのプラットフォームで行える

  • チームでの情報共有や学習効率化に向いている

さらに詳しい機能や活用イメージについては、以前当社で紹介した以下のページもぜひご覧ください:

今回注目したいのは、その中でも新しく追加された動画要約機能(Video Overview)です。

動画要約機能「Video Overview」とは?

「Video Overview」は、ドキュメントやスライド、音声、動画などをAIが解析し、要約動画を自動生成してくれる機能です。

これまでは英語中心の対応でしたが、ついに日本語の動画でも要約が可能になりました。
会議や講義、セミナーの録画はもちろん、箇条書きされたメモや講義用スライド、長時間の映像といった多様な素材を、短時間で効率よく振り返ることができます。

実際に使ってみた(元動画と要約動画)

元動画:2時間45分(国会中継、フルサイズ)

要約動画:7分(主要ポイントを抽出)

こちらの場合、生成には約10分かかりました。

2時間45分を7分に要約しているので、内容はかなり省かれていますが、これだけの内容を10分で動画に落とし込むなんて驚きです。

話の構成やレイアウトには違和感のあるところもありますが、非常に自然な話し方となっています。

活用方法と注意点

注意点

NotebookLMの要約は便利ですが、AIによる自動生成には誤り(ハルシネーション)が混じる可能性があります。
特に数字や固有名詞、微妙なニュアンスは正しく反映されないこともあるため、他者に共有する際は必ず要約動画をチェックし、必要に応じて原本の動画や資料を確認することが大切です。

活用方法

上記の注意を踏まえた上で、次のような使い方が考えられます。

  • 会議共有の効率化
     一部のメンバーで行った会議を、参加できなかったメンバーに共有する際、まず要約動画を見てもらい、その後に詳細な議事録を確認してもらうことで理解がスムーズになります。

  • 授業・発表のブラッシュアップ
     教師や登壇者が一度リハーサルを録画し、それを要約動画にして確認することで、内容の整理や改善に役立ちます。

  • 学習・研修の時短
     長時間の講義や研修をすべて見直すのではなく、まず要約動画で全体像を把握してから詳細部分を復習することで、効率よく学習できます。

  • 情報収集の効率化
     政治・経済などのニュース動画や説明会の映像を短時間で把握し、必要な部分だけ深掘りすることが可能になります。

まとめ

NotebookLMの「Video Overview」日本語対応によって、会議や講義、研修や発表の振り返りがこれまで以上に効率化できるようになりました。
ただし、AI要約には誤りや省略もあるため、要約動画を入り口にして原本を確認するという使い方が現実的です。

このように「まず要約で全体像をつかみ、必要な部分だけ本編や資料で確認する」ことで、時間の大幅な節約と情報整理の効率化が可能になります。

弊社では、NotebookLMをはじめとする最新のITサービスを活用し、企業の情報整理やナレッジ共有、業務効率化の課題解決を支援しています。
「社内の会議共有をもっとスムーズにしたい」「研修や教育コンテンツを効率よく活用したい」といった課題をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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記事作成者

高橋 遼太

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